選定基準
今回の選定では,絶滅危惧II類1種,準絶滅危惧7種,情報不足6種が挙げられた。以下に,選定基準を示す。
- 絶滅(EX)
福岡県に生息していたことが確実で,最後の個体が死亡したことに疑いがないか,あるいは科学的調査が実施されているものの,50年以上確認情報がない
- 野生絶滅(EW)
野外での絶滅は確実であるが,福岡県産であることが確実な個体群が公的機関で飼育・系統保存されている
- 絶滅危惧IA類(CR)
次の①~⑥のいずれかに該当すること ①過去10年間あるいは3世代の減少率が80%以上であった,②今後10年間あるいは3世代の減少率が80%以上と予想される,③出現範囲が1.3k㎡以下もしくは生息地面積が0.13k㎡以下,④生息地が過度に分断されているか1地点のみ,⑤出現範囲,生息地面積に極度の減少がみられる(数量評価は難しいものの,①②と同等程度と推察される場合),⑥近年(30~50年)の生息情報がないが,絶滅したかどうかの判断が難しい
- 絶絶滅危惧IB類(EN)
次の①~⑤のいずれかに該当すること ①過去10年間あるいは3世代の減少率が50%以上であった,②今後10年間あるいは3世代の減少率が50%以上と予想される,③出現範囲が65k㎡以下もしくは生息地面積が6.5k㎡以下,④生息地が過度に分断されているか2~5地点のみ,⑤出現範囲,生息地面積に大幅な減少がみられる(数量評価は難しいものの,①②と同等程度と推察される場合)
- 絶滅危惧II類(VU)
次の①~⑤のいずれかに該当すること ①過去10年間あるいは3世代の減少率が30%以上であった,②今後10年間あるいは3世代の減少率が30%以上と予想される,③出現範囲が260k㎡以下もしくは生息地面積が26k㎡以下,④生息地が過度に分断されているか6~10地点のみ,⑤出現範囲,生息地面積に減少がみられる(数量評価は難しいものの,①②と同等程度と推察される場合)
- 準絶滅危惧(NT)
上記に当てはまらない一方で,出現範囲,生息地面積に減少がみられる
- 情報不足(DD)
評価できるだけの情報がない種のうち,十分な情報が得られた場合に上記のいずれかのカテゴリーに判定される可能性がある