植物群落のカテゴリーについて
植物群落のカテゴリーに関しては,福岡県RDB2001と同じく,NACS-JとWWF-Japanが刊行した「植物群落レッドデータブック」に準拠した。
カテゴリー | 要件 |
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カテゴリーⅠ:緊急に対策必要 | 緊急に対策を講じなければ群落が壊滅する。 |
カテゴリーⅡ:対策必要 | 対策を講じなければ群落の状態が徐々に悪化する。 |
カテゴリーⅢ:破壊の危惧 | 現在は保護対策が功を奏しているが,将来は破壊の危惧が大きい。 |
カテゴリーⅣ:要注意 | 当面,新たな保護対策は必要ないが,監視は必要。 |
カテゴリーとクライテリア(選定基準)
カテゴリーの選定基準については,環境省(2007)のカテゴリー定義に準じて,定性的要件と定量的要件によってカテゴリーを選定することとした。 ただし,評価にあたっては,生活史,生息環境,移動拡散様式などの生態的条件,生息状況の情報量などが種ごとに異なるため, IUCNが2010年8月に刊行した"Guidelines for Using the IUCN Red List Categories and Criteria Version 8.1"も参照し, 最終的には各分科会の専門家による判断によった。