福岡県レッドデータブック

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RDBについて

レッドデータブック(RDB)とは

 レッドデータブック(略称RDB)とは、絶滅のおそれのある野生生物を選定したリスト(レッドリスト;略称RL)およびその生息状況などをまとめた報告書であり、生物多様性の保全を図るための基礎資料として重要な役割を担っている。

世界のレッドデータブック

 国際的には、国際自然保護連合(IUCN:International Union for Conservation of Nature and Natural Resources)により、1966年に初めて作成された。その際、最も危機的なカテゴリーに選ばれた生物の解説が赤い用紙に印刷されていたことから、レッドデータブックと呼ばれた。その後IUCNからは順次改訂版が発行され、現在ではIUCN絶滅危惧種レッドリストとして毎年更新されている。

日本のレッドデータブック

 国内においては、1989年に発行された維管束植物を対象とした「我が国における保護上重要な植物種の現状」(我が国における保護上重要な植物種及び群落に関する研究委員会種分科会、1989)が最初のレッドデータブックであり、1991年には環境省(当時は環境庁)により動物編のレッドデータブックが発行された。その後、環境省によるレッドデータブックおよびレッドリストの見直し・取りまとめ作業が数回行われており、2024年10月時点における最新の環境省レッドデータブックは第4次レッドリスト(2012、2013)について解説した「レッドデータブック2014」、最新の環境省レッドリストは第4次レッドリストの改訂版である「レッドリスト2020」となっている。

 国内に生息する野生生物を対象とした環境省版レッドデータブック・レッドリストとともに、地方版レッドデータブック・レッドリストが作成されており、現在、全ての都道府県においてレッドデータブックまたはレッドリストが公表されている。

参考文献(引用文献)

環境省自然環境局、2020..環境省レッドリスト2020.https://www.env.go.jp/content/900515981.pdf

環境省自然環境局、2020..環境省レッドリスト2020の公表について.https://www.env.go.jp/press/107905.html

環境省自然環境局、レッドリスト・レッドデータブック.https://www.env.go.jp/nature/kisho/hozen/redlist/index.html

環境省自然環境局生物多様性センター、いきものログ、レッドデータブック及びリスト.https://ikilog.biodic.go.jp/Rdb/

国際自然保護連合(IUCN)日本委員会、IUCNレッドリスト.https://www.iucn.jp/program/redlist/

我が国における保護上重要な植物種及び群落に関する研究委員会植物群落分科会、1989.植物群落レッドデータ・ブック.日本自然保護協会・世界自然保護基金日本委員会、アボック社出版局.

我が国における保護上重要な植物種及び群落に関する研究委員会種分科会、1989.我が国における保護上重要な植物種の現状.日本自然保護協会・世界自然保護基金日本委員会.

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