カラムシロ

生息環境

干潟(潮間帯上部~潮下帯)

選定理由

希少種を含む在来の海産巻貝類と競合すると考えられており、生態系への影響が懸念される。個体数が増加すると、漁網中の漁獲物への食害が生じるとの報告もある。分布拡大しないよう、貝類などの放流時に本種が混入していないか注意する必要がある。


カテゴリー 要対策外来種 高次分類群 貝類
分類 新腹足目オリイレヨフバイ科 別名 なし
学名

Nassarius sinarus (Philippi, 1851)

原産地 中国沿岸
生態的特徴

干潟に生息する巻貝で、殻高は2cm程度になる。腐肉食で、様々な動物の死骸を食べる。水質汚濁に耐性がある。

侵入経緯

アゲマキやアサリなどの放流種苗に混入して侵入したと考えられている。2000年に国内で初めて、佐賀県太良町~福岡県矢部川河口で生息が確認され、2001年には有明海で漁業被害が報告された。

定着状況
県内
有明海
国内
有明海、瀬戸内海

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