ヨウシュヤマゴボウ

生息環境

道端、空地、荒地、草地、林内、林縁

選定理由

県内各地の草地、荒地などに野生化し、普通に見られる。沖ノ島などの島嶼において、台風倒木後の林内や林縁で増加しており、在来種との競合が懸念される。


カテゴリー 要対策外来種 高次分類群 維管束植物
分類 ヤマゴボウ科 別名 アメリカヤマゴボウ
学名

Phytolacca americana L.

原産地 北アメリカ
生態的特徴

大型の多年草。茎は高さ0.7~2.5m、分枝し、しばしば紅色を帯びる。根は肥大して肉質。花期は6~8月、白色または紅色を帯びた花をつける。果実は液果で黒熟し、房は垂れ下がる。根に有毒な硝酸カリウムを含み、アレロパシー作用がある。葉や果実も有毒である。

侵入経緯

明治初期(1870年頃)に渡来したといわれている。国内における定着年代の詳細は不明。県内では、福岡県植物目録(1952)に「やや稀」として掲載されていることから、1930から1940年代に定着したと推測される。

定着状況
県内
各地に普通
国内
北海道、本州、四国、九州、沖縄、小笠原

同じカテゴリーの侵略的外来種