エゾノギシギシ

生息環境

道端、荒地、河川敷、草地、畑地、樹園地、牧草地

選定理由

道端や草地などににやや普通に見られる。平尾台や玄界灘海岸域などにも侵入し、在来種との競合、在来種ギシギシ R. japonicusとの交雑が懸念される。また、根茎からの再生力が強い雑草であるため、畑作物との競合も懸念される。


カテゴリー 要対策外来種 高次分類群 維管束植物
分類 タデ科 別名 ヒロハギシギシ
学名

Rumex obtusifolius L.

原産地 ヨーロッパ
生態的特徴

多年草。茎は直立して高さ0.5~1.3m、中部以上で分枝する。根出葉は長柄があり、葉は長さ30cm、幅12cmに達する。花期は5~7月、円錐状に花をつける。日当たりのよい、やや湿ったところを好む。根茎からの再生力が強く、世界的な強害雑草として知られている。

侵入経緯

明治中期に非意図的に渡来した。その後、1909年に北海道での採集個体に和名がつけられた。県内には第二次世界大戦後(1945年以降)に侵入し、1960年代に急激に分布を拡大した。

定着状況
県内
各地にやや普通
国内
北海道、本州、四国、九州、沖縄

同じカテゴリーの侵略的外来種