オオバヤシャブシ
生息環境
海岸林、二次林、崩壊地
選定理由
砂防緑化樹として植栽された個体由来のものが、玄界灘沿岸、島嶼、丘陵から山地に野生化しており、在来種との競合が懸念される。大量の花粉を飛散させるため、花粉症の原因植物である。
カテゴリー | 要対策外来種 | 高次分類群 | 維管束植物 |
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分類 | カバノキ科 | 別名 | なし |
学名 |
Alnus sieboldiana Matsum. |
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原産地 | 国内由来の外来種:本州(福島県~和歌山県の太平洋岸) | ||
生態的特徴 |
落葉小高木。幹は高さ5~10m。花は3~4月、葉の展開前に咲く。雄花(花序)は長さ約4.5cmで頭は垂れ下がり、雌花(花序)は上向きに1つ咲く。果実(果穂)は10~11月に熟し、長さ2~2.5cm。種子(堅果)は翼があり、風で散布される。空中窒素固定を行う放線菌と共生するため、痩せ地や乾燥地でもよく生育する。 |
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侵入経緯 |
明治時代から砂防用樹種として植栽されてきたものが逸出・野生化した。県内では、第二次世界大戦後に海岸林への植栽や砂防用に植栽されたものが逸出し、1970年代には野生化した。 |
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定着状況 |
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