エニシダ

生息環境

荒地、崩壊地、道路法面、林縁、海岸砂浜、河川敷

選定理由

法面緑化、砂防用として植栽されたため、野生化した個体が稀に見られる。アレロパシー作用があるため、在来種と競合する。また、窒素固定によって土壌の富栄養化が進行し、植生を変化させる。


カテゴリー 要対策外来種 高次分類群 維管束植物
分類 マメ科 別名 なし
学名

Cytisus scoparius (L.) Link

原産地 ヨーロッパ
生態的特徴

常緑低木。高さ1~3m程度。葉は3小葉(ときに1小葉に退化)からなる複葉。4~5月に、葉の付け根に約2cmの黄色の花を1個ずつつける。日当りのよい乾燥した砂質の荒地を好む。種子の生産量が多い。種子の寿命も長いため、埋土種子を形成する。

侵入経緯

園芸植物として江戸時代に渡来し、鑑賞用として庭に植えられた。近年は緑化植物として利用され、道路法面や造成地などで野生化した。福岡県での定着年代は不明。

定着状況
県内
荒地、林縁などに稀
国内
北海道、本州、四国、九州、沖縄

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