コウロエンカワヒバリガイ
生息環境
河口域、港湾
選定理由
汽水性の付着動植物と生息環境が競合するほか、水路や排水施設などに付着して汚損被害や通水阻害を起こす。県内で定着が確認されている洞海湾では生息密度が高く根絶は困難であるが、未定着の場所へ分布拡大しないよう、船舶などへの付着について監視を行う必要がある。
カテゴリー | 要対策外来種 | 高次分類群 | 貝類 |
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分類 | イガイ目イガイ科 | 別名 | なし |
学名 |
Xenostrobus securis (Lamarck, 1819) |
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原産地 | オーストラリア、ニュージーランド | ||
生態的特徴 |
汽水域の岩や護岸、排水施設などに付着する二枚貝で、表面は赤みがかった黒褐色になり、殻長は3cm程度になる。プランクトン食で、富栄養な港湾に多く生息する。水質汚濁に強く、幅広い塩分濃度に耐性がある。 |
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侵入経緯 |
船のバラスト水に混入、船体に付着、外国製のブイに付着のいずれかで侵入したと考えられる。国内では1972年に岡山県で初めて確認され、県内では1990年代には洞海湾に定着していた。 |
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定着状況 |
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