オオオナモミ

生息環境

ため池、河川敷、畑地、放棄畑、荒地、道端、樹園地、牧草地

選定理由

果実が水に運ばれて分布を拡大し、群生するため、ため池の岸辺や河原に生育する植物との競合が懸念される。また、畑作物や牧草との競合も懸念される。


分類 キク科 別名 なし
学名

Xanthium orientale L. subsp. Orientale

原産地 メキシコ
生態的特徴

一年草。茎は高さ0.5~2m。花期は8~10月、葉の付け根から出た軸の下方に雄花、上方に雌花をつける。果実(いが)は長さ2~2.5cm、3~6mmの棘を密に持ち、褐色に熟す。動物に付着して散布されるほか、水に運ばれて分布を広げるため、河原やため池などにも多い。

侵入経緯

1929年に岡山県で初めて確認された。非意図的な移入と考えられる。県内における定着年代は不明であるが、第二次世界大戦後(1945年以降)に急激に分布を拡大したという。

定着状況
県内
各地に普通
国内
北海道、本州、四国、九州、沖縄

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