ハス

生息環境

河川、クリーク、水路、湖沼

選定理由

県内では在来の多様な水生動物を捕食しており、ヌマムツとの交雑も確認されている。また、水産有用種であるアユやオイカワの食害も問題視される。根絶は困難な状況であるが、捕食による影響を低減するための低密度化や、啓発による分布拡大防止が必要である。


カテゴリー 要対策外来種 高次分類群 魚類
分類 コイ目コイ科 別名 なし
学名

Opsariichthys uncirostris (Temminck & Schlegel, 1846)

原産地 国内由来の外来種:本州(琵琶湖淀川水系、福井県三方湖)
生態的特徴

体長30cm程度の純淡水魚。通常は止水環境で生活するが、繁殖は流水環境で行う。完全な動物食性で、生きた両生類、魚類、昆虫類などを捕食する。

侵入経緯

琵琶湖産アユ種苗に混入して放流され、1960年代以降に日本各地で侵入・定着が報告されるようになった。県内では1977年頃には筑後川水系に定着していたと考えられる。

定着状況
県内
筑後川水系、矢部川水系、遠賀川水系
国内
本州、四国、九州

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