マルバルコウ

生息環境

道端、荒地、草地、河川敷、畑地、樹園地、水田畦畔、放棄水田、放棄畑

選定理由

県内各地に見られる。繁茂して一面を覆うつる植物であるため、在来種との競合が懸念される。鑑賞用に栽培されていることから、むやみにつるを捨てないなどの啓発も重要である。また、ダイズ畑の雑草として効果的な防除が求められている。


カテゴリー 要対策外来種 高次分類群 維管束植物
分類 ヒルガオ科 別名 マルバルコウソウ
学名

Quamoclit coccinea (L.) Moench

原産地 熱帯アメリカ
生態的特徴

一年生のつる植物。長さ3mに達する。葉は卵形で両側に1~2個の角がある。花期は夏~秋、花は直径1.5cm程度、朱赤色。花の先が5裂し、上から見ると五角形に見える。県内のダイズ畑で多く発生しており、大量の埋土種子を産すると考えられる。

侵入経緯

江戸時代の嘉永年間(1848~1853年)に鑑賞用として渡来した。国内各地で野生化しているが、その年代は不明。県内では1960年頃に大牟田市で確認されたものが最初の記録である。

定着状況
県内
各地にやや普通
国内
本州、四国、九州

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