アメリカアゼナ

生息環境

水田、水田畦畔、放棄水田、河川、クリーク、水路、ため池、畑地、放棄畑

選定理由

県内各地の水田、河川、水路、湿った畑などに生育し、場所によっては在来種のアゼナL. procumbensより普通に見られる。繁殖力が強いため、在来種との競合が懸念される。水田雑草としても防除が求められている。


カテゴリー 要対策外来種 高次分類群 維管束植物
分類 ゴマノハグサ科 別名 なし
学名

Lindernia dubia (L.) Pennell subsp. major (Pursh) Pennell

原産地 北アメリカ
生態的特徴

一年草。茎は高さ10~30cm。花期は7~10 月で、葉の付け根に1 花つける。長さ約0.4mmの微小な種子を大量に生産する。種子は主として水流により分散する。

侵入経緯

1936年に兵庫県西宮市で採集された標本が国内最初の記録。非意図的に移入されたと考えられる。県内では、福岡県植物誌(1975)に未掲載であるので、1970年代後半以降に定着したと推測される。

定着状況
県内
各地に普通
国内
北海道、本州、四国、九州、沖縄

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