タバココナジラミ

生息環境

畑地、水田畦畔、道端

選定理由

食性が広く、農業の重要害虫として知られる。農薬への抵抗性があるため、黄色粘着板による物理的防除や、チチュウカイツヤコバチなどを用いた生物的防除により被害が軽減できる。


カテゴリー 要対策外来種 高次分類群 昆虫類
分類 カメムシ目コナジラミ科 別名 シルバーリーフコナジラミ
学名

Bemisia tabaci (Gennadius, 1889)

原産地 B系統(シルバーリーフコナジラミ):インドまたはアメリカの説がある、Q系統:スペイン
生態的特徴

世界で24系統が知られており、日本には在来のJpL系統とNauru系統に加え、外来のB系統(シルバーリーフコナジラミ)とQ系統が定着している。新芽や葉を吸汁するだけでなく、トマト黄化葉巻ウイルスを媒介する。どちらの系統も一部の農薬に対して抵抗性をもつ。

侵入経緯

B系統は国内では1989年に愛知県で初めて確認され、アメリカから輸入されたポインセチアに付着し分布拡大したと考えられている。県内への侵入年代は不明。Q系統は2004年に広島県、熊本県、鹿児島県で確認され、県内では2005年に初めて確認された。

定着状況
県内
各地にやや普通
国内
本州、四国、九州、沖縄

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