コヌカグサ

生息環境

道端、荒地、草地、河川敷、堤防、湿地、畑地、樹園地

選定理由

県内各地に普通に分布し、平尾台や玄界灘海岸域にも定着している。多年草で競争力が強いため、在来種との競合が懸念される。緑化植物(法面緑化、砂防用)として非常に優れていることから、広く利用されている。利用地外への個体や種子の逸出を防止するなどの啓発が重要である。


カテゴリー 要対策外来種 高次分類群 維管束植物
分類 イネ科 別名 レッドトップ
学名

Agrostis gigantea Roth

原産地 ヨーロッパ
生態的特徴

多年草。茎は高さ50~100cmで、株立ちする。葉は長さ5~20cm。花期は5~6月、円錐状に花をつける。日当たりのよいところを好む。耐寒性が強く、強酸性土壌にも生える。乾燥耐性もあり、やせた土地にも適応する。

侵入経緯

明治初期(1870年代)に牧草として導入された。県内では福岡及其近郊植物目録(1925)に掲載されていることから、1910年代には野生化していたと推測される。

定着状況
県内
各地に普通
国内
北海道、本州、四国、九州

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