オカダンゴムシ

生息環境

市街地、人家周辺、畑地、道端、河川敷、荒地

選定理由

様々な農作物の若芽、若苗の茎や葉を食害することが知られている。また、在来のワラジムシ類との競合のおそれもある。県内のほぼ全域で確認されており根絶は困難な状況であるが、適切な雑草管理や湿度管理を行うことにより、大量発生が抑制され、農業被害が軽減できる。


カテゴリー 要対策外来種 高次分類群 甲殻類その他
分類 等脚目オカダンゴムシ科 別名 ダンゴムシ
学名

Armadillidium vulgare (Latreille, 1804)

原産地 ヨーロッパ(地中海沿岸)
生態的特徴

体長14mm程度になる陸上節足動物。やや湿った石灰質の土壌を好む。刺激を受けるとほぼ完全な球形になり静止する。雑食性で様々な動植物を食べて成長する。

侵入経緯

1880年代~1920年頃にかけて輸入物資に紛れて国内に侵入、定着したと考えられている。県内での正確な侵入年代は不明であるが、1940年代には定着していたようである。

定着状況
県内
各地にやや普通
国内
北海道、本州、四国、九州、沖縄、小笠原

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