ヒロヘリアオイラガ

生息環境

市街地、人家周辺、森林

選定理由

幼虫は有毒な棘を持ち、触れると皮膚炎を起こす。また、幼虫は食性が広く庭木や果樹などの害虫として知られ、在来植物への悪影響も懸念される。発生状況の把握と、個体数を一定以下に抑えるための計画的な防除が必要である。


カテゴリー 要対策外来種 高次分類群 昆虫類
分類 チョウ目イラガ科 別名 なし
学名

Parasa lepida (Cramer, 1777)

原産地 南アジア、東南アジア~中国
生態的特徴

幼虫は黄~黄緑色に2列の青い斑点と多数の肉質突起を持ち、突起にある棘に触れると皮膚炎を起こす。バラ科、ブナ科、カエデ科、マメ科など広い植物を摂食し、たびたび街路樹などで大発生する。外来種のヨコヅナサシガメが生息する場所では、密度が低くなるという報告がある。

侵入経緯

樹木に付着して侵入したと考えられている。国内では1921年に鹿児島県で初めて確認された。県内における侵入年代は不明であるが、1970年代から記録がある。

定着状況
県内
不明
国内
本州(茨城県以西)、四国、九州、沖縄

同じカテゴリーの侵略的外来種