ネギアザミウマ

生息環境

畑地、樹園地、道端、水田畦畔

選定理由

食性が広く、農業の重要害虫として知られる。一部の農薬への抵抗性があるため、有効薬剤の使用と、防虫ネットや紫外線除去フィルムによる物理的防除、生物的防除の組合せにより、被害軽減が可能である。植物に付着して分布拡大するため、苗の搬出入には注視が必要である。


カテゴリー 要対策外来種 高次分類群 昆虫類
分類 アザミウマ目アザミウマ科 別名 なし
学名

Thrips tabaci (Lindeman, 1888)

原産地 不明(地中海沿岸地域という説がある)
生態的特徴

体長約1.5mmの昆虫で、ネギ、タバコ、トマト、ミカン、花卉類など20科73種の植物を吸汁することが知られている。また、トマト黄化えそウイルスやアイリス黄斑ウイルスを媒介する。一部の農薬への強い抵抗性を持つ。

侵入経緯

タマネギや花卉類に付着して侵入したと考えられる。国内への侵入年代は不明であるが、1950年代にはすでに大きな農業被害を出していた記録がある。県内における侵入年代は不明。

定着状況
県内
不明
国内
北海道、本州、四国、九州、沖縄、小笠原

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