シマスズメノヒエ

生息環境

道端、荒地、空地、河川敷、堤防、草地、畑地、放棄畑、樹園地

選定理由

繁殖力が強い。各地の道端、荒地、河川敷などに繁茂している。平尾台などの重要地域へも侵入している。アレロパシー作用もあるため、在来種との競合が懸念される。


カテゴリー 要対策外来種 高次分類群 維管束植物
分類 イネ科 別名 なし
学名

Paspalum dilatatum Poir.

原産地 南アメリカ
生態的特徴

多年草。高さ0.5~1.5mで株立ちする。葉は長さ10~30cm。花期は6~10月、穂の枝は長さ5~10cmで3~7本つく。花は黒紫色の柱頭と葯が目立つ。種子と根茎で繁殖する。

侵入経緯

1915年に小笠原で採集されたものが国内最初の記録である。第二次世界大戦後(1945年以降)に緑化用に使用され、急激に分布を拡大した。県内では、1948年頃より福岡市内で見られるようになり、1965年頃には同属の在来種スズメノヒエP. thunbergiiよりはるかに普通なものになったという記録がある。

定着状況
県内
各地に普通
国内
本州、四国、九州、沖縄、小笠原

同じカテゴリーの侵略的外来種