ミカンキイロアザミウマ
生息環境
畑地、樹園地、道端、水田畦畔
選定理由
食性が極めて広く、農業の重要害虫として知られる。農薬への抵抗性があるため、防虫ネットや粘着リボンによる物理的防除、タイリクヒメハナカメムシなどを用いた生物的防除により、被害軽減が可能である。植物に付着して分布拡大するため、苗の搬出入には注視が必要である。
| カテゴリー | 要対策外来種 | 高次分類群 | 昆虫類 |
|---|---|---|---|
| 分類 | アザミウマ目アザミウマ科 | 別名 | なし |
| 学名 |
Frankliniella occidentalis Pergande, 1895 |
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| 原産地 | 北アメリカ（アメリカ合衆国西部） | ||
| 生態的特徴 |
体長1.0～1.7mmの昆虫で、イチゴ、トマト、キュウリ、ナス、ミカン、花卉類など59科219種の植物を吸汁することが知られている。また、トマト黄化えそウイルスを媒介する。様々な農薬への強い抵抗性を持ち、温暖な地域では加温施設以外でも越冬できる。 |
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| 侵入経緯 |
詳細は不明であるが、輸入した苗または農作物に混入していた可能性が高いと考えられる。国内では1990年に千葉県と埼玉県で初めて確認された。県内への侵入年代は不明。 |
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| 定着状況 |
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