生物多様性とワンヘルス
ワンヘルスの理念を実現し、将来にわたって人、動物、そして環境が健全であるためには、生物多様性の保全に向けた取組みを推進していくことが不可欠です!
世界各地に感染が拡大した新型コロナウイルス感染症は、人獣共通感染症の一つとされています。こうした感染症が発生する要因には、人口増加に加え、森林開発や農地化等の土地利用の変化、これらに伴う生態系の劣化や気候変動等によって動物と人との関係性が変化したために、もともと野生動物が持っていた病原体が様々なプロセスを経て人にも感染するようになったとされています。 このような人と動物、それらを取り巻く環境が直面している様々な課題に対応するため、人と動物の健康と環境の健全性を一つとして捉え、一体的に守ろうというワンヘルスの理念のもと、各分野に携わる者が分野横断的に連携して取り組むワンヘルス・アプローチの考え方が注目されています。
本県では、令和3年1月に全国で初めてとなる「福岡県ワンヘルス推進基本条例」を公布・施行しました。条例には、ワンヘルスの基本理念や各主体の役割分担とともに、ワンヘルス実践のための6つの基本方針等が定められています。
この6つの基本方針の中でも、「環境保護」「人と動物の共生社会づくり」「環境と人と動物のより良い関係づくり」では、生物多様性の保全や人と野生動物の共存、健全な環境下における安全な農林水産物の生産等が掲げられており、自然環境や生物多様性の保全が人の健康にも大きく貢献すると位置づけられています。
出典:「ワンヘルス(One Health)」について知っていますか?(福岡県)
https://www.pref.fukuoka.lg.jp/uploaded/attachment/136751.pdf
1人獣共通感染症対策
各分野と連携し、発生予防、
まん延防止を図る
2薬剤耐性菌対策
推進する
3環境保護
棲み分けの維持を図る
4人と動物の共生社会づくり
動物の理解と共存を図る
5健康づくり
通じた健康づくり
6環境と人と動物のより良い関係づくり
安全な農林水産物の生産・消費、食育を推進する
出典:ワンヘルス教育啓発資料(中学生)(福岡県)をもとに作成https://www.pref.fukuoka.lg.jp/uploaded/life/585246_60813738_misc.pdf

