トマトハモグリバエ

生息環境

畑地、放棄畑、道端

選定理由

食性が広く、農業の重要害虫として知られる。農薬に対する抵抗性を持つため、ハモグリヤドリヒメコバチやイサエアヒメコバチなどの寄生蜂を用いた生物的防除により、被害軽減が可能である。植物に付着して分布拡大するため、苗の搬出入には注視が必要である。


カテゴリー 要対策外来種 高次分類群 昆虫類
分類 ハエ目ハモグリバエ科 別名 なし
学名

Liriomyza sativae Blanchard, 1938

原産地 北アメリカ南部~南アメリカ
生態的特徴

幼虫は植物の葉の内部から組織を摂食する。ウリ科、ナス科、マメ科、キク科など様々な植物への食害が知られている。低温耐性が低く、加温施設以外での越冬は困難である。薬剤抵抗性が発達する。ヒメコバチ科やコマユバチ科などの在来寄生蜂に寄生されることが知られている。

侵入経緯

輸入された植物種苗に付着して侵入したと考えられる。国内では1999年に京都府で初めて確認された。県内における侵入年代は不明。

定着状況
県内
不明
国内
本州(栃木県以西)、四国、九州、沖縄

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