外来アゾラ属

生息環境

ため池、クリーク、水路、湖沼、水田

選定理由

アイガモ農法で使用されており、県内においても、ため池やクリークなどで野生化している。繁殖力が旺盛で、水面全体を赤く覆うこともあり、在来種への影響が危惧される。


カテゴリー 要対策外来種 高次分類群 植物(その他)
分類 アカウキクサ科 別名 アイオオアカウキクサ、アメリカオオアカウキクサほか
学名

Azolla spp.

原産地 アメリカオオアカウキクサ(アゾラ・クリスタータ)A. cristataは南北アメリカ
生態的特徴

シダ植物に分類される小型の浮遊植物。全体は円形~やや五角形、長さ5~30mm。藍藻のアナベナ属Anabaenaが共生し空中窒素固定を行う。水鳥の足などに付着して容易に拡散する。アメリカオオアカウキクサは急激に姿を消し、現在、分布を拡大しているものの大半は、人工雑種のアイオオアカウキクサ A. cristata × A. filiculoidesであり、胞子による繁殖は行われない。

侵入経緯

アイガモ農法における餌飼料として2000年代前半頃から外来アゾラ類が使用されるようになり、それが2000年代中頃に逸出・野生化した。県内でも同時期に野生化したと考えられる。

定着状況
県内
各地のため池、クリークなどにやや普通
国内
本州、四国、九州

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