オンシツコナジラミ

生息環境

畑地、水田畦畔、道端

選定理由

農業の重要害虫である。生態系への影響は明らかではないが、食性が広いため、在来植物への悪影響の可能性も考えられる。黄色粘着板や光反射シートなどによる物理的防除や、オンシツツヤコバチなどを用いた生物的防除により、被害軽減が可能である。


カテゴリー 要対策外来種 高次分類群 昆虫類
分類 カメムシ目コナジラミ科 別名 なし
学名

Trialeurodes vaporariorum (Westwood, 1856)

原産地 北アメリカ~南アメリカ
生態的特徴

野菜や花卉類などの様々な植物を吸汁する。本種が多発すると、排泄物にすす病が発生し、農作物の品質を低下させる。また、キュウリ黄化ウイルスを媒介する。

侵入経緯

観賞用植物に寄生して侵入したと考えられる。1974年に広島県で初めて確認されたが、当年だけですでに22県に定着していた。県内では1975年に初めて確認された。

定着状況
県内
各地にやや普通
国内
北海道、本州、四国、九州、沖縄

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