トウゴマ

生息環境

河川敷、草地、荒地

選定理由

県内では、河原や草地などで稀に野生化した個体が見られる。種子に猛毒のリシンを含む。


カテゴリー 要対策外来種 高次分類群 維管束植物
分類 トウダイグサ科 別名 ヒマ
学名

Ricinus communis L.

原産地 熱帯アフリカ北東部
生態的特徴

大型の一年草。茎は太く高さ2m程度になり、直径20~70cmもある大きな葉をつける。花期は夏~秋、花は多数かたまってつき、雌花が上方、雄花が下方につく。種子から得られる油は、ヒマシ油として広く使用される。種子にはリシンという毒性タンパク質が含まれる。この物質は、ヒマシ油を生産する時の絞りかすに含まれる猛毒の天然毒素で、人間の致死量は3~5µg/kgとの報告がある。

侵入経緯

第二次世界大戦中(1940年代)、機械油用として栽培を奨励されたため、西日本で広く逸出・野生化した。県内でも第二次世界大戦後(1945年以降)に野生化したと考えられる。

定着状況
県内
各地に稀
国内
本州、四国、九州、沖縄、小笠原

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