レタスヒゲナガアブラムシ

生息環境

畑地

選定理由

レタス類の重要害虫として知られる。結球した葉の内部や、葉のひだ状の部分に寄生し、単為生殖により増殖するため防除が困難である。また、一部の農薬への抵抗性も知られる。有効な薬剤の使用と農薬散布時期の工夫により、被害軽減が可能である。


カテゴリー 要対策外来種 高次分類群 昆虫類
分類 カメムシ目 アブラムシ科 別名 なし
学名

Nasonovia ribisnigri (Mosley, 1841)

原産地 ヨーロッパ
生態的特徴

体長約2.5mm、体は淡黄緑色~緑色。原産地ではスグリ属を一次寄主として成長し、主にレタスなどのキク科植物を二次寄主として成熟する。温暖環境下では二次寄主上で単為発生する。本種が多発すると農作物の品質を低下させるほか、レタスモザイクウイルスを媒介する。

侵入経緯

詳細は不明であるが、輸入した苗または農作物に混入していた可能性が高いと考えられる。国内では2010年に香川県で初めて確認され、県内でも同年に初めて確認された。

定着状況
県内
不明
国内
本州(長野県)、四国(香川県)、九州(福岡県)

同じカテゴリーの侵略的外来種