チクゴスズメノヒエ

生息環境

河川、クリーク、水路、ため池

選定理由

繁殖力が旺盛で、各地の河川、クリーク、ため池などの水際で繁茂している。浮遊状態になって水面を覆い尽くすこともあるので、生態系影響が懸念される。クリークなどでは、通水阻害や枯死した腐敗個体による水質悪化を引き起こしている。基本変種キシュウスズメノヒエP. distichum var. distichumに比べて大型であるので、大繁茂するとより問題化する。


カテゴリー 要対策外来種 高次分類群 維管束植物
分類 イネ科 別名 なし
学名

Paspalum distichum L. var. indutum Shinners

原産地 不明
生態的特徴

多年生の抽水~湿生植物。浮遊状態で群生することもある。高さ30~80cm。葉(葉鞘)に毛が密生する。花期は7~10月、穂の枝は長さ5~8cm、2または3(稀に4)本である。

侵入経緯

1970年代前半に筑後地域において国内で初めて確認され、その後急激に分布を拡大した。

定着状況
県内
各地にやや普通
国内
本州、四国、九州、沖縄

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