カニヤドリカンザシ
生息環境
岩礁、港湾、河口域
選定理由
カキなどの沿岸付着動物と生息環境が競合するため、水産業被害や生態系被害が生じる。また、発電所や工場などの取水施設に付着し、汚損被害が生じる例もある。根絶は困難であるが、幼生の定着直後に駆除を行うことで被害が軽減できる。
カテゴリー | 要対策外来種 | 高次分類群 | 甲殻類その他 |
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分類 | ケヤリムシ目カンザシゴカイ科 | 別名 | ヤドカリカンザシ |
学名 |
Ficopomatus enigmaticus (Fauvel, 1923) |
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原産地 | 不明(ヨーロッパ大西洋岸またはインド洋・オーストラリア周辺原産という説がある) | ||
生態的特徴 |
体長1~2cm。白または茶色の石灰質の管(棲管)を作り、岩や護岸、排水施設、貝類の殻などに固着して生活する。懸濁物を濾過して食べる。低塩分と水質汚濁に耐性があり、内湾域まで広く分布する。 |
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侵入経緯 |
船のバラスト水に混入、船体に付着、外国製のブイに付着などにより侵入したと考えられている。国内では1966年に岡山県で初めて確認され、県内では1990年代に博多湾で確認された。 |
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定着状況 |
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