ナガエツルノゲイトウ

生息環境

河川、クリーク、水路

選定理由

茎切片による栄養繁殖が極めて旺盛で、日当たりのよい肥沃な条件下では急激に増殖することから、在来種との競合、水生動物の生息環境悪化が懸念される。農業用水路の通水阻害も懸念される。県内分布は限定されているので、刈り取りなどによる分布拡大防止対策が望まれる。


カテゴリー 要対策外来種 高次分類群 維管束植物
分類 ヒユ科 別名 なし
学名

Alternanthera philoxeroides (Mart.) Griseb.

原産地 南アメリカ
生態的特徴

水辺の湿った環境に生える多年草。茎は長さ0.5~1mに達する。横にはう茎の基部から数多く分枝し、発根する。花期は4~10月、花は球状で直径12~16mm、1~4cmの柄がある。花の色は白色または灰白色。長期間の乾燥に耐えられるので、陸上でも生育できる。

侵入経緯

1989年に兵庫県尼崎市で採集された。鑑賞用水草として意図的に導入後、逸出・野生化したと考えられる。県内では2005年に遠賀川での確認記録があるが、現状不明である。

定着状況
県内
不明
国内
本州、四国、九州、沖縄

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