マメハモグリバエ

生息環境

畑地、放棄畑、道端

選定理由

食性が広く、農業の重要害虫として知られる。農薬に対する抵抗性を持つため、ハモグリヤドリヒメコバチやイサエアヒメコバチなどの寄生蜂を用いた生物的防除により、被害軽減が可能である。植物に付着して分布拡大するため、苗の搬出入には注視が必要である。


カテゴリー 要対策外来種 高次分類群 昆虫類
分類 ハエ目ハモグリバエ科 別名 なし
学名

Liriomyza trifolii (Burgess, 1880)

原産地 ヨーロッパ
生態的特徴

幼虫は植物の葉の内部から組織を摂食する。マメ科、ナス科、キク科、セリ科、ウリ科など様々な植物への食害が知られている。薬剤抵抗性が発達している。ヒメコバチ科やコマユバチ科などの在来寄生蜂に寄生されることが知られている。

侵入経緯

詳細は不明であるが、ガーベラやキクなどの苗に付着して侵入したと考えられる。国内では1990年に初めて静岡県で発見され、県内では1992年に初めて確認された。

定着状況
県内
不明
国内
北海道、本州(新潟県、富山県を除く)、四国、九州、沖縄、小笠原

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