スクミリンゴガイ

生息環境

水田、クリーク、河川、ため池、池沼、水路

選定理由

イネを含む多くの水生植物を食害する。県内の全域で確認されており、根絶は困難な状況であるが、小規模な水域であれば局所根絶も可能と考えられる。また、摂食による影響を低減するための低密度化や、啓発による分布拡大防止が必要である。


カテゴリー 要対策外来種 高次分類群 貝類
分類 タマキビガイ目リンゴガイ科 別名 ジャンボタニシ、ラプラタリンゴガイ
学名

Pomacea canaliculata (Lamarck, 1822)

原産地 南アメリカ(ラプラタ川、パナマ川、パラグアイ川などの流域)
生態的特徴

殻高8cm程度になる大型の淡水性巻貝。水田や池沼などの浅い止水環境に生息する。雌雄異体で、雌は水面上にある植物やコンクリート壁面などに鮮やかなピンク色の卵塊を産む。県内産種については当初ラプラタリンゴガイP. insularumとして扱われていたが、後に改められた。しかしラプラタリンゴガイも国内に侵入しており、こちらも県内に分布する可能性がある。

侵入経緯

1981年に台湾を経由して長崎県に持ち込まれた。県内では1985年頃に確認されている。

定着状況
県内
各地に普通
国内
本州(茨城県・栃木県以南)、四国、九州、沖縄

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