シナダレスズメガヤ

生息環境

道端、道路法面、河川敷、堤防、空地、荒地、草地、海岸、市街地

選定理由

県内各地に分布し、平尾台や玄界灘海岸域などの重要地域にも侵入している。大きな株となり、在来種と競合する。また、株の根元に砂を堆積させることにより、砂礫河原や海岸砂浜の生物の生育・生息環境を悪化させる。


カテゴリー 要対策外来種 高次分類群 維管束植物
分類 イネ科 別名 ウィーピングラブグラス
学名

Eragrostis curvula (Schrad.) Nees

原産地 南アフリカ
生態的特徴

多年草。高さ60~120cm、密生して大きな株をつくる。葉は細長く、しなやかに垂れ下がる。花期は8~10月、穂は長さ20~40cm。成長が速く発芽後1年目で結実する個体もある。種子生産量が多く発芽率も高い。日当たりのよい砂質土壌を好み、耐暑性や乾燥耐性が強い。

侵入経緯

第二次世界大戦前後(1940年代)に砂防用に導入された。その後、道路法面の緑化用に利用されるようになり、逸出・野生化した。県内では1962年に大牟田市で初めて確認された。

定着状況
県内
各地に普通
国内
北海道、本州、四国、九州、沖縄、小笠原

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