アメリカシロヒトリ

生息環境

市街地、人家周辺、森林

選定理由

食性が極めて広く、園芸樹木の害虫としてよく知られる。生態系への影響は明らかとなっていないが、600種以上の樹種を加害することが知られているため、在来植物への悪影響も懸念される。発生状況の把握と、計画的な防除の推進による被害軽減が必要である。


カテゴリー 要対策外来種 高次分類群 昆虫類
分類 チョウ目ヒトリガ科 別名 なし
学名

Hyphantria cunea (Drury, 1773)

原産地 北アメリカ
生態的特徴

サクラ、ヤナギ、カキ、クワ、コナラなど極めて広い植物を摂食する。幼虫はいわゆる毛虫だが、触れても人体には影響がない。しばしば大発生を起こし、街路樹や公園樹木の葉をほとんど食べつくすことがあり、樹木の衰退や景観の悪化が生じる。

侵入経緯

第二次世界大戦後、米軍の物資に混入して侵入したと考えられている。国内では1945年に東京で初めて確認され、県内では1970年に福岡市で初めて確認された。

定着状況
県内
不明
国内
北海道、本州、四国、九州、小笠原

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