ソウシチョウ

生息環境

森林、林縁

選定理由

ササ類が繁茂した藪を好むため、同様の環境で繁殖するコマドリ、コルリ、ウグイス、メジロなどの在来鳥類と競合する可能性があると考えられている。県内の全域の山林に生息していることから根絶は困難であるが、鳴き声をおとりに使った落としワナなどを使った捕獲で、低密度化できる可能性がある。


カテゴリー 要対策外来種 高次分類群 鳥類
分類 スズメ目チメドリ科 別名 なし
学名

Leiothrix lutea (Scopoli, 1786)

原産地 中国南部、ベトナム北部~ミャンマー北部、インド・アッサム地方、ヒマラヤ西部
生態的特徴

丘陵地から山地の森林に生息し、特にササ類が繁茂する藪が多い環境を好む。冬期には10羽ほどの群れでいることが多く、積雪地では低標高地に移動する。昆虫や果実を捕食・摂食する。

侵入経緯

江戸時代から愛玩用として飼育されはじめ、かご脱けや意図的放鳥により逸出した。国内では1931年に初めて兵庫県で確認され、県内では1970年頃から野外で確認されるようになった。

定着状況
県内
各地に普通
国内
本州(関東地方以西)、四国、九州

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