タイリクバラタナゴ

生息環境

クリーク、水路、ため池、池沼、河川

選定理由

産卵場所を巡って在来のタナゴ類と競合するほか、絶滅危惧種ニッポンバラタナゴと容易に交雑する。県内では局地的に定着が確認されているが、水系によっては根絶できる可能性がある。また、観賞魚としての販売が行われていることから、それらが野外へ逸出しないよう、啓発による分布拡大防止が必要である。


カテゴリー 重点対策外来種 高次分類群 魚類
分類 コイ目コイ科 別名 なし
学名

Rhodeus ocellatus ocellatus (Kner, 1866)

原産地 中国中南部、朝鮮半島
生態的特徴

体長5~6cmの純淡水魚。主に止水域に生息し、ヌマガイなどの淡水性二枚貝類に産卵する

侵入経緯

1942年に食用として持ち込まれたハクレン種苗に混入して、関東地方に放流された。県内への侵入年代は不明であるが、瑞梅寺川水系では1990年代には確認されている。

定着状況
県内
紫川水系、遠賀川水系、釣川水系、大根川水系、多々良川水系、瑞梅寺川水系、筑後川水系
国内
本州、四国、九州

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