ウシガエル

生息環境

ため池、池沼、水田、湿地、水路、クリーク、河川

選定理由

多様な水生動物に対する捕食圧の高さから、生態系への影響が懸念されている。県内の全域に分布しているため根絶は困難であるが、被害の深刻さから、重要地域の湿地やため池などの小規模な水系においては、積極的防除による低密度化が必要である。


カテゴリー 重点対策外来種 高次分類群 両生類
分類 カエル目アカガエル科 別名 食用ガエル
学名

Lithobates catesbeianus (Shaw, 1802)

原産地 北アメリカ(カナダ南東部、アメリカ合衆国東部・中部)
生態的特徴

水草の多い水域を好む。夜行性で、昼間は水草や水辺周辺の茂みに隠れる。肉食性で、水生昆虫、甲殻類、魚類、両生類など口に入る大きさであれば何でも食べる。産卵期は5~9月と長く、池沼などの水量が多い場所に、6千~4万個の卵を水面に広がるように産む。

侵入経緯

食肉用として1918年に東京都に持ち込まれ、その後、飼育されていたものが逃げ出して国内各地に定着した。県内における侵入年代は不明であるが、1960年代には広く分布していた。

定着状況
県内
各地に普通
国内
北海道、本州、四国、九州、沖縄

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