アカミミガメ

生息環境

ため池、池沼、湿地、水路、クリーク、河川

選定理由

在来カメ類と生息地が競合することに加え、水生植物や水生小動物に対する捕食圧の高さから、生態系への影響が懸念されている。県内の全域に分布しているため根絶は困難であるが、防除方法がほぼ確立されていることから、ため池などの閉鎖水系であれば低密度化が可能である。


カテゴリー 重点対策外来種 高次分類群 爬虫類
分類 カメ目ヌマガメ科 別名 ミドリガメ・ミシシッピアカミミガメ
学名

Trachemys scripta (Schoepff, 1792)

原産地 北アメリカ~南アメリカ(アメリカ合衆国南部~ブラジル)
生態的特徴

多様な水域に生息し、水質汚濁に強い。雑食性で、水草や水際の陸生植物、水生昆虫、甲殻類、貝類などを食べる。4~7月にかけて産卵を行い、1回に20個以上の卵を産む。

侵入経緯

1950年代頃から愛玩用として輸入が始まり、飼育されていたものの放逐またはかご脱けにより逸出した。国内では1960年代後半から野外で確認されはじめた。県内の侵入年代は不明。

定着状況
県内
各地に普通
国内
北海道、本州、四国、九州、沖縄

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