セアカゴケグモ

生息環境

市街地、海岸埋立地

選定理由

人の健康被害への懸念が強いことから、対策の必要性が高い。また、在来の多様な昆虫類を多く捕食するという報告もあり、生態系影響も懸念される。根絶を目指すとともに、公園や港湾地域など、人や物資の往来が多い場所では、早急な密度低下対策と定期的な監視が必要である。


カテゴリー 重点対策外来種 高次分類群 クモ形類
分類 クモ目ヒメグモ科 別名 なし
学名

Latrodectus hasseltii Thorell, 1870

原産地 オーストラリア
生態的特徴

腹部腹面に砂時計型の模様があり、雌は腹部背面の赤斑が目立つ。雌はα-ラトロトキシンという人に対して有毒な神経毒をもち、咬まれると痛みや嘔吐、痙攣などの症状が出る。産卵数が多く、生涯に最大7~8個の卵のうを産出し、卵のう1つあたり数十~200個の卵が含まれる。

侵入経緯

建築資材などの貨物に紛れ込んで侵入したと考えられている。国内では1995年に大阪府と三重県で初めて確認され、県内では2007年に福岡市で初めて確認された。

定着状況
県内
各地にやや普通
国内
本州(岩手県以西)、四国、九州、沖縄

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