園芸スイレン

生息環境

ため池、クリーク、水路、河川

選定理由

ため池や水路などで大繁茂し、水面を一面に覆うため、絶滅危惧種を含む水生植物や水生動物に大きな影響を及ぼしている。人気のある観賞植物で、美しい花を楽しむという善意の植栽が野生化を招き、根絶困難な状態に繁茂している事例もあるので、啓発も重要である。


カテゴリー 重点対策外来種 高次分類群 維管束植物
分類 スイレン科 別名 セイヨウスイレン、熱帯スイレン、温帯スイレン
学名

Nymphaea cv.

原産地 園芸スイレンはスイレン属Nymphaeaの栽培品種の総称。ヨーロッパなどで数多く作出された。
生態的特徴

多年生の浮葉植物。園芸スイレンのうち、温帯性スイレンは分枝しながら横に伸びる地下茎を持ち、群落を広げる。熱帯性スイレンは塊状の地下茎を持つ。ほとんどの品種が在来のヒツジグサ N. tetragonaに比べて大きく厚みのある葉を持つ。花も華美で、花色は白、黄色、赤など。

侵入経緯

栽培品種の意図的植栽及び逸出により野生化したが、その年代は国内、県内ともに不明。

定着状況
県内
各地にやや稀縄
国内
北海道、本州、四国、九州、沖縄

同じカテゴリーの侵略的外来種