ブラジルチドメグサ

生息環境

クリーク、河川、水路、ため池

選定理由

筑後地域クリーク、筑後川水系、矢部川水系、祓川などで大繁茂し、通水阻害が問題化するとともに、生態系影響が懸念されている。茎の成長速度が速いことに加えて、茎断片からの再生能力が高い。水流分散などによって年々分布域が拡大しており、早急な対策が望まれている。


カテゴリー 重点対策外来種 高次分類群 維管束植物
分類 セリ科 別名 なし
学名

Hydrocotyle ranunculoides L.f.

原産地 南北アメリカ
生態的特徴

多年生の浮葉から抽水植物。直径3~8mmの茎が分枝しながら水面または地表を横走し、各節から1枚の葉と根が伸びる。茎は各節でばらばらになりやすい。花期は4~6月、葉の付け根から1~数本の花茎を伸ばす。果実は成熟しないため、栄養繁殖により分布を拡大している。

侵入経緯

観賞用水草が逸出・野生化した。1998年頃に熊本県菊池川流域で初めて確認された。県内では2007年に筑後地域クリーク及び筑後川での大繁茂が確認され、問題化した。

定着状況
県内
筑後地域のクリーク、筑後川、矢部川、祓川など
国内
本州、九州

同じカテゴリーの侵略的外来種