ヒメヒオウギズイセン

生息環境

海岸砂浜、海岸林、草地、人家周辺、道端、河川敷、林縁、林内

選定理由

県内各地の草地から林縁に野生化しており、玄界灘の海岸草地、平尾台の草原などの重要地域にも見られる。強健でよく増えるため、しばしば群生し、生育する植物との競合が懸念される。


カテゴリー 要対策外来種 高次分類群 維管束植物
分類 アヤメ科 別名 モントブレチア
学名

Crocosmia × crocosmiiflora (Lemoine) N.E.Br.

原産地 南アフリカ原産のヒオウギズイセンC. aureaとヒメトウショウブTritonia pottsiiとの交雑によって作られた園芸品種群。フランスで19世紀に作出された。
生態的特徴

多年草。雑種由来の園芸植物。地下に球根(球茎)があり、地面をはう茎を出して繁殖する。葉は長さ20~50cm。花期は8~9月、高さ50~80cmの花茎を伸ばして多数の花をつける。花は朱赤色で、直径2.5~3cm。庭や学校の花壇などでもよく栽培されている。

侵入経緯

明治中期(1890年頃)に鑑賞用として渡来した。県内では、福岡県植物目録(1952)に「稍稀」として掲載されていることから、1940年代には県内に広まっていたと推測される。

定着状況
県内
各地に普通
国内
北海道、本州、四国、九州、小笠原

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