ギギ(外来個体群)

生息環境

河川、水路

選定理由

県内では東部(遠賀川水系~京築地域)に自然分布するが、自然分布域外である筑後川水系での定着が確認されている。筑後川本流の中下流域ではすでに根絶は困難な状況であるが、高良川などの支流では局所根絶ができる可能性がある。


カテゴリー 要対策外来種 高次分類群 魚類
分類 ナマズ目ギギ科 別名 なし
学名

Tachysurus nudiceps (Sauvage, 1883)

原産地 国内由来の外来種:本州~九州の瀬戸内海側、日本海側の一部(江の川、遠賀川など)
生態的特徴

体長20~40cmの純淡水魚。緩やかな流れのある環境を好む。夜行性で魚類や甲殻類などを捕食する。岸際の石垣の間や植物の根際に営巣し、卵保護を行う。

侵入経緯

琵琶湖産アユ種苗に混入して放流され、1990年代から全国各地に定着している。筑後川水系では2000年代中頃から生息の情報がある。

定着状況
県内
筑後川水系
国内
本州(秋田県、新潟県、福島県、福井県、山梨県、愛知県、岐阜県、三重県)、九州(福岡県、熊本県)

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