ハナアザミウマ

生息環境

畑地、樹園地、道端、水田畦畔、放棄畑、荒地

選定理由

食性が広く、柑橘類のほか多種類の作物の重要害虫で、特に県内ではカキの害虫としても知られている。有効な薬剤の使用、防虫ネットなどによる防除のほか、セイタカアワダチソウを増殖源とすることが知られていることから、農地周辺における外来雑草の管理も重要である。


カテゴリー 要対策外来種 高次分類群 昆虫類
分類 アザミウマ目アザミウマ科 別名 なし
学名

Thrips hawaiiensis (Morgan, 1913)

原産地 アジア熱帯域
生態的特徴

体長約1.0~1.3mmの昆虫で、成虫・幼虫ともにキク科をはじめとする様々な植物の花粉を食べる。また、成虫は夏から秋にかけて柑橘類、カキをはじめとする果樹類の果実に飛来し、その表面から吸汁する。

侵入経緯

詳細は不明であるが、輸入した苗または農作物に混入していた可能性が高いと考えられる。1980年代以降に西日本各地で被害が報告されている。県内への侵入年代は不明。

定着状況
県内
不明
国内
本州(関東地方以西)、四国、九州、沖縄、小笠原

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