ネズミムギ

生息環境

道端、荒地、空地、市街地、河川敷、堤防、草地、畑地、水田畦畔、樹園地、海岸

選定理由

競争力が強く、在来種との競合が懸念される。牧草や緑化植物(法面緑化、砂防用)として非常に優れていることから、同属のホソムギL. perenneと同様に広く利用されている。利用地外への個体や種子の逸出を防止するなどの啓発が重要である。


カテゴリー 要対策外来種 高次分類群 維管束植物
分類 イネ科 別名 イタリアンライグラス
学名

Lolium multiflorum Lam.

原産地 ヨーロッパ
生態的特徴

一年草または二年草。茎は高さ30~100cm。葉は長さ6~25cm。花期は5~7月、穂は長さ10~30cm。長さ5~12mmの芒(のぎ:果実の先端にある針状の突起)がある。日当たりのよい温暖な肥沃地を好む。栽培品種が多く、牧草、芝草として利用される。

侵入経緯

明治初期(1870年代)に牧草として導入。1880年に東京で採集されたものが野生化の最初の記録と思われる。県内では第二次世界大戦終結(1945年)までに野生化したと考えられる。

定着状況
県内
各地に普通
国内
北海道、本州、四国、九州、沖縄

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