ウチワゼニクサ

生息環境

ため池、河川、クリーク、水路、湿地

選定理由

県内各地のため池、湿地、河川の水際などで繁茂している。繁殖力が旺盛で、在来水生植物との競合が懸念される。鑑賞用水草として流通しており、逸出防止のための啓発も重要である。


カテゴリー 要対策外来種 高次分類群 維管束植物
分類 セリ科 別名 タテバチドメグサ、ウォーターマッシュルーム
学名

Hydrocotyle verticillata Thunb. var. triradiata (A.Rich.) Fernald

原産地 北アメリカ南部
生態的特徴

多年生の抽水~湿生植物。直径2~3mmの茎が地中を横走し、各節から1枚の葉と根が伸びる。葉柄は盾状(ハスの葉状)につく。花期は5~9月、葉の付け根から1本の花茎を伸ばす。茎断片からの再生能力が高く、野生化すると急速に分布を拡大する。

侵入経緯

1960年頃に観賞用に輸入されたものが逸出・野生化した。県内では1990年代後半に古賀市千鳥ヶ池での定着が確認された。

定着状況
県内
各地にやや稀
国内
本州、四国、九州、沖縄

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