イチモンジタナゴ
生息環境
河川、クリーク、水路、湖沼
選定理由
ヌマガイなどの生きた二枚貝に産卵する習性があるため、産卵資源である二枚貝を巡って在来のタナゴ類と競合する。また、在来の二枚貝も多くが希少種となっており、それらに対する悪影響も危惧される。侵入初期であるため、根絶できる可能性がある。
カテゴリー | 要対策外来種 | 高次分類群 | 魚類 |
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分類 | コイ目コイ科 | 別名 | なし |
学名 |
Acheilognathus cyanostigma Jordan & Fowler, 1903 |
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原産地 | 国内由来の外来種:本州(濃尾平野から近畿地方) | ||
生態的特徴 |
体長8cm程度の小型の純淡水魚。あまり流れのない植生が豊富な環境を好む。繁殖期は春で、オスはヌマガイなどの淡水性二枚貝の周囲に縄張りをもち、訪れた雌はその二枚貝の鰓に卵を生み付ける。二枚貝内で孵化した仔魚は夏までには二枚貝の外に泳出し成長する。 |
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侵入経緯 |
琵琶湖産アユ種苗への混入、愛好家による放流により各地に定着した。1980年代に熊本県などで定着が確認されはじめ、県内では2014年に那珂川で初めて確認された。 |
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定着状況 |
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