チャコウラナメクジ

生息環境

市街地、人家周辺、畑地、道端、河川敷、荒地

選定理由

食性が広く、農業や家庭菜園の害虫として知られる。陸生貝類と競合する。広域に分布しているため根絶は困難であるが、メタアルデヒドによる誘殺や農薬散布により、被害軽減が可能である。また、植物に付着して分布拡大するため、苗の搬出入には注視が必要である。


カテゴリー 要対策外来種 高次分類群 貝類
分類 新腹足目コウラナメクジ科 別名 なし
学名

Lehmannia valentiana (Férussac, 1822)

原産地 イベリア半島
生態的特徴

体長5~7cmの中型のナメクジで、体の前方背面が甲羅状になり、甲羅には2本の縦状の模様がある。多湿な環境を好み、日没から明け方に活動し、昼間は石や植木鉢の下などにひそむ。

侵入経緯

第二次世界大戦後の1950年代後半に米軍物資に混入して本州へ侵入したと考えられている。県内における侵入年代は不明。

定着状況
県内
各地に普通
国内
各地に普通。別名:本州、四国、九州、小笠原

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