トコジラミ

生息環境

人家

選定理由

人などの哺乳類に吸血し、強いかゆみや発赤を生じさせる。一部の殺虫剤への抵抗性を持つため、適切な薬剤の使用や熱処理による駆除が必要である。また、衣服やかばんなどに混入して移動分散するため、発生した場合には、分布拡大を防止するための注視が必要である。


カテゴリー 要対策外来種 高次分類群 昆虫類
分類 カメムシ目トコジラミ科 別名 ナンキンムシ、南京虫
学名

Cimex lectularius Linnaeus, 1758

原産地 不明
生態的特徴

体長5~8mmの茶褐色で扁平な形をした昆虫で、翅が退化し飛翔できない。哺乳類に対する吸血性を持つ。吸血されると、体内に注入された唾液でアレルギー反応が起こり、強いかゆみや発赤が生じる。一部の殺虫剤に対して強い抵抗性を持つことが知られている。

侵入経緯

江戸時代末期(1860年代)に外国船内に紛れて侵入したとされるが、詳細は不明。近年、国内で薬剤耐性を持つ個体が確認されるようになり、新たな系統が侵入していると考えられる。

定着状況
県内
福岡市などで情報があるが詳細は不明
国内
関西を中心に記録があるが詳細は不明

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