オオクチバス

生息環境

河川、ため池、池沼、湖沼、クリーク、水路

選定理由

幅広い水生動物を捕食し、生態系への影響が大きい。県内のほぼ全域で確認されており、根絶は困難な状況であるが、小規模な水域であれば局所根絶も可能である。また、捕食による影響を低減するための低密度化や、現在でも密放流が行われることがあるため、啓発による分布拡大防止が必要である。


カテゴリー 重点対策外来種 高次分類群 魚類
分類 スズキ目サンフィッシュ科 別名 ブラックバス、ラージマウスバス
学名

Micropterus salmoides (Lacepède, 1802)

原産地 北アメリカ(フロリダ州~バージニア州にかけての大西洋岸、テキサス州、メキシコ州)
生態的特徴

体長30~50cmの純淡水魚。止水域からやや流れのある比較的水質の良い環境を好む。礫底に産卵床を形成し、卵保護を行う。主に生きた魚類、甲殻類、両生類などを捕食する。

侵入経緯

釣り対象や食用として1925年に神奈川県芦ノ湖に放流された。県内での正確な定着年は不明であるが、1970年代後半から記録がある。

定着状況
県内
各地にやや普通
国内
北海道、本州、四国、九州、沖縄

同じカテゴリーの侵略的外来種