シンテッポウユリ

生息環境

道端、道路法面、荒地、空地、人家周辺

選定理由

早咲き性(条件がよいと1年で開花)で繁殖力旺盛であるため、在来種との競合が懸念される。


カテゴリー 要対策外来種 高次分類群 維管束植物
分類 ユリ科 別名 タカサゴユリ
学名

Lilium × formolongo Hort.

原産地 台湾原産の外来種タカサゴユリL .formosanumと南西諸島に分布する(福岡県には自生しない)テッポウユリL. longiflorumとの交雑種。様々な園芸品種が作出されている。
生態的特徴

多年草。球根(鱗茎)は球形で直径5cmになる。茎は高さ30~150cm程度で、最大2mに達する。7~9月頃、茎の先に1~数個、最大で15個程度の白い花をつける。種子生産量が多く、1果実あたり最大1,500個にもなる。種子は軽いため遠方に散布されやすい。

侵入経緯

鑑賞用として1924年にタカサゴユリの種子が導入され、1939年頃に本種が作出された。1970年代から国内各地で野生化個体が増えた。県内での野生化は1980年代と考えられる。

定着状況
県内
各地にやや普通
国内
本州、四国、九州

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